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はじめての「世界食品安全デー」を世界中で祝う

7/25/2019

 
日本では食品が安全であることは当然の事ですが、世界では安全でない食品を摂取することにより食中毒になり、命まで落としてしまうことが少なくない様です。そのような食中毒を減らしていくため、国連が「世界食品安全デー」を設定しました。WHO(世界保健機関)は、6月7日にその啓発と実行に努力するとの内容のニュースをウェブサイトに搭載しています(以下は訳文)。
     
「2018年12月、国連総会は初めて『世界食品安全デー』を採択し、2019年6月7日に「食の安全は皆の仕事」というテーマでお祝いを行いました。WHOは、FAO(国連食糧農業機関)と協力し、今年から数年間、加盟国に『世界食品安全デー』をお祝いするよう促すとしています。
 
安全で栄養価の高い食物を十分に確保することは、生命を維持し健康を促進するための鍵です。食品由来の疾患は健康管理システムの負担となり、国民経済、観光、貿易に悪影響を与え、結果として社会経済の発展を妨げます。毎年推定6億件の食中毒が発生しており(世界の10人に1人が汚染した食事によって病気にかかっている計算となります)、食品の安全性は人間の健康への脅威となっています。 食中毒の罹患者の40%が5歳未満の子供であり、毎年12万5千人が死亡しています。
 
食品安全はSDGs(国連の持続可能な開発目標)の幾つかの目標達成の鍵であり、政府と事業者(生産者)、消費者で共有すべき責任です。私達が消費する食品が、農場から食卓まで安全で健康を損なうことのないように供給されるため役割を誰もが担っています。WHOは『世界食品安全デー』を通じて、食品安全を公共の主な議題することと、世界の食品由来の疾患の負担の軽減のために努力を続けています」。
 
**感想**
2018年12月、国連でこの決議がなされた同じ日には、2020年を「国際植物健康年」(The International Year of Plant Health)とすることが採択されています。食料の安定確保には、植物を害虫や病気から守り健康に保つことが重要であるという内容で、FAO(国連食糧農業機関)が担当しています。限られた資源を有効に使用して人々の健康を確保していくことは、持続可能な地球環境、社会を作るうえで基本となるもので、SDGsの観点からもWHOおよびFAOのこれらの取り組みは重要であると思います。(南澤陽一)

 
<英語原文>
 
⭐️https://www.who.int/news-room/events/detail/2019/06/07/default-calendar/celebration-of-world-food-safety-day

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