世界消費者権利の日 (WCRD) とは?

毎年3月15日は「世界消費者権利の日」となっています。英語では、World Consumer Rights Day (省略:WCRD)と言います。WCRDは、CI (Consumers International)の呼びかけで、1983年に始まりました。なぜ、3月15日というと、1962年3月15日に、ジョン・F・ケネディ大統領は、米国の議会に文章(消費者保護に関する特別教書という。)を送り、その中に消費者の四つの権利(*)を提唱しました。世界のリーダー的な政治家が、はじめて消費者の権利を明確に言及したことの記念日としてWCRDがはじまったわけです。毎年、共通のテーマが決定されており、CI加盟団体は、各年のテーマに沿って活動を行います。各国の消費者団体が計画しているイベント・キャンペインなどの情報は、CIのサイトに掲載されています。 ⭐️consumersinternational.org
毎年、CIは、WCRDに向けて、注目してほしいテーマを決定し、世界の加盟団体と一緒に特別な活動の企画をしています。過去に、食用の動物への抗生物質、健全な食生活、携帯電話、デジタル世界にかかわる様々な消費者問題を取り上げてきました。2020年から、持続可能な生産と消費に焦点を当てています。
じゃこネットでは、この日に世界消費者権利の日を
記念するつどいを開催しています。
四つの権利は、今や8つの権利へと発展しています
日本でも、消費者関係者であればだれでもよく知っている四つの消費者の権利です。1980年代に、CIは、この4つの権利を含む下記の8つの権利を提唱しました。この8つの消費者の権利は、いよいよ2004年に施行された消費者基本法に定められています。このように、消費者の権利は、一国のテーマではなく、グローバル的なテーマとなっています。
▷ 消費生活における基本的な需要が満たされる権利
▷ 健全な生活環境が確保される権利
▷ 安全が確保される権利
▷ 選択の機会が確保される権利
▷ 必要な情報が提供される権利
▷ 消費者教育の機会が提供される権利
▷ 消費者の意見が消費者政策に反映される権利
▷ 被害者が適切かつ迅速に救済される権利
(*)ケネディ大統領が提唱した四つの権利とは、安全である権利、知らされる権利、選択できる権利、意見を聞かれる権利です(消費者庁HPの訳文による)。米国では、この四つの権利を軸に、消費者政策・消費者法が展開していきました。当時の消費者活動家や消費者組織などは、簡単でわかりやすい四つの権利を基に消費者運動を展開していきました。
毎年、CIは、WCRDに向けて、注目してほしいテーマを決定し、世界の加盟団体と一緒に特別な活動の企画をしています。過去に、食用の動物への抗生物質、健全な食生活、携帯電話、デジタル世界にかかわる様々な消費者問題を取り上げてきました。2020年から、持続可能な生産と消費に焦点を当てています。
じゃこネットでは、この日に世界消費者権利の日を
記念するつどいを開催しています。
四つの権利は、今や8つの権利へと発展しています
日本でも、消費者関係者であればだれでもよく知っている四つの消費者の権利です。1980年代に、CIは、この4つの権利を含む下記の8つの権利を提唱しました。この8つの消費者の権利は、いよいよ2004年に施行された消費者基本法に定められています。このように、消費者の権利は、一国のテーマではなく、グローバル的なテーマとなっています。
▷ 消費生活における基本的な需要が満たされる権利
▷ 健全な生活環境が確保される権利
▷ 安全が確保される権利
▷ 選択の機会が確保される権利
▷ 必要な情報が提供される権利
▷ 消費者教育の機会が提供される権利
▷ 消費者の意見が消費者政策に反映される権利
▷ 被害者が適切かつ迅速に救済される権利
(*)ケネディ大統領が提唱した四つの権利とは、安全である権利、知らされる権利、選択できる権利、意見を聞かれる権利です(消費者庁HPの訳文による)。米国では、この四つの権利を軸に、消費者政策・消費者法が展開していきました。当時の消費者活動家や消費者組織などは、簡単でわかりやすい四つの権利を基に消費者運動を展開していきました。